3つのコースをご用意しています。
紺色に染まる、リアルなタトゥーのような‟ジャグアタトゥー”
橙~茶色に染まる、インドのボディーアート‟メヘンディ”
妊婦さんのための‟マタニティ・メヘンディ”
紺色に染まる ジャグアタトゥー
中南米に生育する「ジャグア」という木の果実の果汁を染料にして肌を染めます。
染まる色
紺色
施術後2~3日後に最も濃くなります。
※肌の状態や季節により変わります。夏は濃く染まり冬は若干薄く染まります
・一時的なタトゥーを楽しみたい方
・本物のタトゥーを入れる前のお試しとして
・舞台や撮影など遠目からでも目立たせたい時
日持ち
施術初日 | 薄い色をしています |
3~5日目 | 最も濃い状態 |
~1週間 | 細い線が薄くなってきます |
1週間~ | 細い線は消え、太い線も薄くなります |
~2週間 | 完全に消えます |
※描く部位、季節、体質により差があります。夏は濃く染まり冬は若干薄く染まります
肌の角質層をを染めるので、新陳代謝で垢として落ちていくことで絵が消えていきます。本物のタトゥーのように真皮までは色は入らないので完全に消えます。
インドのボディーアート‟メヘンディ” (ヘナタトゥー)
インドに長い年月にわたって伝わるボディーアート、‟メヘンディ”。ヘナタトゥーと呼ばれることもあります。
染料となるのは、北アフリカ~インドにかけて生育する「ヘナ」という木の葉です。
染まる色
橙色~茶色
施術後1~2日後に最も濃くなります。
描く部位によって、染まり方がかなり違います。
※肌の状態や季節により変わります。夏は濃く染まり冬は若干薄く染まります
日持ち
施術初日は色が見えないくらい薄く、1~2日後に最も濃くなります。
一週間ほど濃い状態が続き、徐々に薄くなり二週間で完全に消えます。
肌の角質層をを染めるので、新陳代謝で垢として落ちていくことで絵が消えていきます。本物のタトゥーのように真皮までは色は入らないので完全に消えます。
妊娠8ヶ月~予定日1ヶ月前までの妊婦さんを対象とした、ヘナペイントです。
ヘナによるペイント
「ヘナ」という植物でお腹を淡い橙色~茶色に染め、5日~1週間ほど染まった状態を楽しんでいただけます。染まった状態を写真スタジオ等で撮影したい場合は、ヘナが一番濃くなるペイント2~3日後の撮影がベストです。
※カメラマンによる撮影は行っておりません
※画像は染料が乗っている状態です。染まる色は橙色になります
※施術後は染料の上から保護テープを貼り、そのまま4時間放置します
※ペイント当日は、汗かき・水濡れができません。夏場は日中の外出を避けてください。入浴時のコツは当日お伝えいたしますが、施術前に済ませておくのがベストです!
ご自宅出張かサロンでの施術、どちらかを選んでいただけます。
料金
¥12,000
ご自宅出張の場合、+現地までの往復交通費
予約可能時間
11時~20時(施術終了)
所要時間:2時間半~3時間
ジャグアの文化的背景
■染料となる植物「ジャグア」について■
ジャグア(学名:Genipa americanaゲニパアメリカーナ)は、南米北部(ペルー南部まで)、カリブ海、メキシコ南部、標高1200mまでの熱帯雨林に自生する、高さ15mほどに成長する中型の木です。※熱帯フロリダの南からアルゼンチンまでという説もあり
現地では「Huito(ウィト)」と呼ばれますが、今日の欧米やアジアで楽しまれているボディーアートとしては、「Jagua(ジャグア)」と呼ばれます。インカ帝国時代には、「hawa」「wituq」と呼ばれており、英領西インド諸島では「marmalade box(マーマレードの箱)」と呼ばれていました。
葉は長さ20~35㎝、幅10~19㎝の楕円形、濃緑色をしています。花は白、黄色、赤色で、直径5~6㎝で5枚の花弁があります。果実は直径5~8㎝です。この果実の果汁に、ジャグアタトゥーの染料となる成分「Genipin (ゲニピン」が含まれています。このゲニピンが、肌のタンパク質とアミノ酸に反応することにより青く発色します。
参考
Jagua Ink
メヘンディの文化的背景
■文化的背景■
メヘンディとはインドのヒンディー語で、「ヘナ」という植物を染料にして体に絵柄を描くこと、またはボディーアートそのものを意味します。元は北アフリカ~インド周辺の国々の文化で、古来よりおめでたいことがある時や魔よけのお守りとして施されてきました。はじめはヘナを薬草として利用していたものが、いつしか模様として描かれ儀式などに取り入れられるようになっていきました。
しかしメヘンディの起源は、はっきり判明していません。青銅器時代(紀元前1500年前後)のころから、若い女性の身体装飾のためにヘナが使われてきたという説があります。また地中海沿岸地域に立つ、紀元前1500年~500年ごろに作られた若い女性の彫像の手には、ヘナの装飾らしきものが見られます。
現代では、日本でも有名なのがインドの結婚式でのメヘンディでしょう。式の前に花嫁が(地域によっては花婿も)手足をびっしりと描かれたメヘンディの模様を染め上げ、結婚式を迎えるという習慣があります。 メヘンディは幸運を呼ぶものとされています。また市場などに行くと路上にメヘンディ描きがお店を出していたり、時には友達同士で描きあったりすることもあります。
モロッコでは、出産前後の女性は邪悪な精霊に狙われやすいとされています。そのため身を守るためにお腹にヘンナ(モロッコでメヘンディをこう呼びます)を施します。また伝統的にはハマムという公衆浴場で、体を清めるためにヘナで肌を染めていました。
メヘンディの文化がある国々では、おしゃれとしての要素の他に、幸運の象徴であったり、不吉なものを寄せ付けない・浄化するという側面もあります。
■染料となる植物ヘナについて■
ヘナ(学名:Lawsonia inermis)は、北アフリカ、西部と南部アジア、北部オーストラリアの砂漠地域に育つ常緑低木です。3~6メートルに育ち、白色、ピンク色の花を咲かせます。葉の形は楕円形で、木の葉の部分に多く染色成分が含まれています。
メヘンディを描くには、木の葉を粉末状にしたものに水などを加えペースト状にして、使用します。Mehndi TARAで使用するヘナペーストは自家製です。市販のヘナの葉の粉末に、水、レモン果汁(ヘナの細胞から染色成分を引き出すため、肌を柔らかくすし成分を深く浸透させるため)、砂糖(粘りを出し肌に密着させるため)を加えてペーストを作っています。
■染色に関わる成分と仕組み■
ヘナに含まれている染色に関わる成分は、「ローソン」と「タンニン酸」です。 ①ローソンは『ナフトキノン』という赤色系の色素を含んでいて、肌のタンパク質(アミノ酸)に触れると発色します。②タンニン酸は肌のタンパク質と強く結合する性質を持ち、色素が肌に定着する役割をします。③空気に触れることにより酸化が進み、濃い色に発色します。色素とタンパク質(皮膚)の結合も進み、洗っても落ちなくなります。
ヘナの成分は肌の角質層に浸透していきます。そのため角質層の重なりが深い部位ほど濃く見えます。また体温が高いほど肌細胞が柔らかくなり成分が肌の奥へと侵透し、また染色に関わる成分の働きもよくなります。ですので、角質層が厚く体温の高い部位ほど濃く染まります。染まり具合の違いの詳細は<こちら>です。
参考
Web
書籍
Henna's Secret History by Marie Anakee Miczak
Menstrution and Henna Pollution & Purification by Catherine Cartwright-Jones
MEHNDI The TIMELESS ART of HENNA PAINTING by Loretta Roomr
Mehndi design book マリア書房